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縫製工場時代の話。その1

画像は、縫製工場時代にアパレル工業新聞に取り上げられた時のものです。(恥ずかしいのでちょいボカシ入れました笑)

先日、とある縫製工場のyou tubeを見てたのですが、

新しく縫製職人を目指す人たちを受け入れる、という工場の紹介内容だったのですが、その方がインタビュー形式で、「ともかく早く縫えるように」「早く縫って迷惑かけないように・・・」とやたら言っていました。

めっちゃ分かります💦

私も縫製工場で働いていた時は、0.1秒でも早く、ともかく早く、、と毎日汗だく💦

大きな工場、小さな工場経験しましたが、大きな工場では部分縫いだったので、ひとつの工程を一人の方が担当して、そこが縫い終わったら次の人に回す、といった方式。

前の工程がそこの工程を何年も縫ってる大ベテランなおばちゃん、後ろの工程が一日やばい労働時間の中国実習生で慣れまくってる、ともなると前にはもっさり溜まるわ、後ろは困ってるわ、で「やばいやばいやばいやばい」しかない笑。

早くない人がそこに入ったりすると、暗黙の了解で「この人は使えない」となってひたすらアイロンのみとか印付けとかそんな係に回されてしまうこともある厳しい世界。

お陰さまで本当に本当に多数のことを学びました。いまだに下糸をボビンに手で巻き付ける速さは鬼早。笑。

ついでに言うとお陰さまで、そこの工場を辞める頃には社長もわざわざ見に来るくらいのなかなか誇れる早さにはなりました。←自慢

私は、たまたま生まれ持ってのせっかち大魔王だったおかげか、はたまた東京からわざわざ岡山に引っ越してきたということで優遇してもらえたからか、幸運なことにそこから外されることはありませんでしたが、洋服を縫いたい!とやってきた人はひたすらアイロンや印付けでミシンにも触らせてもらえず、心折れて辞めていく方も多数見てきました。

決して天性の才能がある訳ではない私。

今は早く縫えるようになってから確実に縫う、というスタンスよりも、自分が満足できる仕上がりに縫えるように何度でも試行錯誤し、それから少しずつスピードをあげる。そんなやり方に幸せ感じてます^^

感謝しながらも、仕事はもっさり溜まっているので今日もお店は閉まっていますが今からお仕事予定^^

次回は、早く縫うために私が気を付けていたこととか、早く縫うことだけじゃないよって思ってることとか書きたいと思います^^

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